NPO法人ワールドギフトからEmailがきました。
ワールドギフトでは「見返りを求めない支援」を行っておりますが、現地の方々のご厚意で「日本の支援者の方にも感謝の気持ちを伝えたい」と言って頂ける事がございます。
こちらの寄付を行った同時期にご支援を頂いた皆様のお名前の中から、数名の方のお名前で【サンキューメッセージ】写真を送って下さいましたので該当するお名前の方へ送付させて頂いております。
とのこと。
今まで何度か、趣味のような感覚で物資の寄付をさせていただいてきましたが、このような連絡がきたのは初めて。
かわいい男の子の笑顔の写真、見るたびに私は自然と笑顔になりウキウキした気分になります。
物を贈る人たちの気持ちが、その物と一緒に現地に確実に届いているんだ。
受け取った人たちがHappyな気持ちでいてくれているんだ。
そう確信できて、とてもとても嬉しかった。
今回届いたサンキューメッセージは、私の苗字である SHIRAISHI(白石)あてに書かれていますが、
この寄付は 実は私一人だけで行ってきたわけではありません。
梱包の際、まだ物を入れるスペースがある時に思うこと。
「せっかく送るなら 箱いっぱいに詰めて送りたい。」
そのような気持ちで周りの人に寄付の話をしたところ、喜んで協力するよと言って たくさんの衣服やぬいぐるみ、靴などを持ってきてくださったのです。
しかも、その人たちはさらに周りに話してくれたようで、本当にたくさんの物を受け取りました。
衣服は普段着るようなカジュアルなもの、スーツや喪服、そしてコートやジャケット。
中にはタグがついたままの新品のものも。
それから大小さまざまなサイズのぬいぐるみ。
受け取った物の量は なんと大きい段ボール数箱分。
また、(ワールドギフトの場合)発送時はさらにお金を寄付する必要があります。
一見送料のように見えますが、海外輸送費や物品をクリーニングしたりするためのお金だそうです。
発送する箱の数が増えると寄付金額も増えます。
正直に言うと「物品だけでなく寄付金も少し協力してくれたらいいのにな」と思ったこともありましたが、
「捨てるのはもったいないと思っても、年金暮らしでお金に余裕がないお年寄りがいっぱいいるのよね。麻里奈ちゃんはその人たちのお役に立てているのよ。」
という言葉をもらって、私の意識が変わりました。
貧困国に住む人たちにも喜んで欲しいと思って私が活動してきたことは、実は私の周りにいる人たちの喜びにもつながっているんだと。
物品寄付の仕組みを知っていただくためにも、発送時に寄付金が必要であることは伝えています。
いままでお金をいただいたことはほとんどありませんが・・・、しかし寄付するための物品を用意する彼らの気持ちに思いを馳せた時、不要品を有効に使えるということだけでなく、「私も人のために協力できる」と思っただろうし、きっとそのことが嬉しかったに違いないと思うのです。
SHIRAISHI は たまたま私の苗字ですが、ここに含まれる人たちがたくさんいます。
物を受け取る人たちの気持ちと、物を贈る人たちの気持ち、その両方を感じた時、私自身もますます幸せな気分になります。
お互いがHAPPYになれるのって素敵ですよね。
たとえば自分がそのことに直接関わっていなかったとしても、「こういう情報をこないだ知ったよ」ということを人に伝えるだけでも 波紋が拡がるように影響していくものなのでしょう。