海外の人と知り合ったらどんな楽しいことがあるか?
・・・その一つはその人と再会すること。
私の場合、まず海外の人と知り合うことに好奇心がそそられます。
非日常的な感覚です。
ここ2年間で200人以上の海外の人と知り合いましたが、慣れることは今のところなく、毎回新鮮な気持ちです。
その新鮮な気持ちを感じさせてくれた海外の人との再会は、想像しただけでもさらに気分が高揚します。
同じ国内に住んでいる人との再会は、比較的実現しやすい。
しかし、お互いに異国の地で生活している者同士の再会は、それだけで何だかドラマチックに感じます。
今まで再会した人は4人。
うち一人は、私が海外ボランティアを経験したくて訪れたベトナムで知り合った女性。
彼女はホーチミンで日本語教室をひらき、生徒に日本語を教えたり日本留学を斡旋しています。
ベトナム女性特有なのかもしれませんが、小柄でかわいらしい見た目からは想像しにくいほどバイタリティがあります。
教育熱心であり、朝から晩まで精力的に働いて家事や育児もこなす、タフな先生。
このAhn(アン)先生が、日本に留学している生徒たちの様子を見に来るとのことで、私は運よく先生と東京で再会できたのです。
大好きな先生と日本で再会できることが嬉しくて、観光も楽しんでもらいたくて、待ち合わせ場所を浅草にし、観光情報をたくさん調べました。
ちなみにこの日のランチは、老舗の天ぷら屋 大黒屋 をご案内しました。
再会の時間を充実させたくて、
「どんな観光ルートにしたら楽しんでもらえるかな?」
「どんな食事だったら喜んでもらえるかな?」
とあれこれ考えたり調べたりして、その日を迎えました。
再会するまでの時間は、相手に喜んでもらうためのプランニングの時間。
プランを練ること自体も楽しい。
そして
再会する時間は、相手への気持ちがより深まる時間。
おもてなしをしなくちゃ!という感じではなく、気づいたらおもてなしをしていた感じ。
さらに、その人が私にとってどれほど大切な存在かを改めて感じることができたのでした。
逆の立場で、私は別の方とベトナムで再会したことがあります。
相手の方が私のためにプランを練ってくれたことを思うと、私はいかに大切にされていたかが分かり、とても温かい気持ちになります。
このエピソードはまたの機会に。